手彫りの工程 作品編
河合祥子です。
本柘(ほんつげ)一寸五分角(45ミリ角)
作品名【和顔愛語 わげんあいご】
本手彫りの工程です。
⚫︎和顔愛語の意味を考え模様を考える。
今回は口から発する言葉や表情、発した言葉をお花として表現しました。
印稿が完成しましたら次は転写です。
⚫︎面スリし整え朱墨を塗った印面に転写します。
転写で写らなかった部分は印稿を見ながら黒と朱で書いていきます。
ここで一晩寝かせて翌日なんだか引っかかる部分を修正する。
⚫︎通常の印章は枠から彫っていきますが、模様が多いので、今回は文字の枠と手から彫っていきました。
⚫︎下のお花部分をコツコツと彫っていきます。
⚫︎描くのがとても難しかった手を心を落ち着かせて彫りました。
⚫︎文字とお顔以外を彫っていきます。
まつ毛に少しこだわっていましたので一番細い刀で息を止め一刀一刀ゆっくりと彫りました。
⚫︎文字も彫り、荒彫り終わりです。
⚫︎荒彫りが終わると、一度紙やすりで印面を擦り墨をのせる。
次は仕上げです。
⚫︎全体的に太くなりボワっとした部分を仕上げ刀で整えていきます。
⚫︎何度も試し押しをして納得いくまで仕上げ、試し押しの繰り返しです。
⚫︎自分が作りたかった作品、好きやわ〜って作品になったら出来上がり!
認印実印に関してもお時間はかかりますが、手彫りは同じような思いで彫らせて頂いています。
とっても温かい印章をお届けしたいです(*´꒳`*)