永受嘉福
河合祥子です。
先日の「京もの認定工芸士 響 第二回工芸展」では沢山の方がライブ配信を見て下さいました。
ありがとうございました。
@kyoumonohibiki のInstagramでアーカイブとして見れますので是非ご覧下さい。
今回は作品として初の試みで手彫りのゴム印を出品させていただきました。
永受嘉福というのは、永く幸せを授かるという意味です。
おめでたい金魚と宝相華という唐草模様の一つで続いていくという吉相模様にしてみました。
実は最初に彫ったものは、金魚と流水文様で彫っていたのですが納得がいかなくて彫りなおししました。
これと言ってダメな所が無かったのですが、綺麗に彫れてしまい私が求める温かさが少しかけてしまった様に感じたので時間が無かったのですが彫りなおしました。
こちらが最初に彫った流水文様のゴム印です。↓
今回の展示会に出させていただきました宝相華のゴム印です↓
私だけのこだわりですね。笑
普通のはんこの木口彫刻は、荒彫りをして仕上げという工程があり少しずつ字を作っていけるので究極字を飛ばさない限り太く彫っても仕上げでカッコよくすることが出来ます。だけど手彫りゴム印は一発勝負!!一度彫ったらやり直しがきかないので失敗するともう一枚彫ることになります。気の緩みがすぐに出てしまう手彫りゴム印。ヒリヒリしますね~
何度も彫ることによって上手になるのでそれはそれで良いですけどね(^^)
今は教えて頂いた技術をしっかりと体に入れないと!!
これからも木口・ゴム印・篆刻・消しゴムハンコ、それぞれの技術を大切に頑張っていきます!
ありがとうございました。
2021.10.04