河合良彦

「京の匠を知る!子ども伝統工芸体験」で講師をしてきました

2024年12月21日の土曜日に京都伝統産業ミュージアムで行われた篆刻体験に河政印房の河合良彦と河合祥子は講師として参加させて頂きました。
「京の匠を知る!子ども伝統工芸体験」という企画で公益財団法人 京都伝統産業交流センターさんが「子どもゆめ基金助成金」を得て、京都府印章業協同組合に依頼され行われたものです。
という事で、今回は組合所属のいち講師として参加させて頂きました。
印章組合からは私たちも含めて6人の講師が参加しました。
黄綬褒章を受章されている柴谷さん、京の名工の河本さん、宮澤さん、未来の名匠の福野さん、そして私たちというメンバーです。
今回は小学生・中学生を対象にした体験会で、保護者の方にも同伴願って行われました。
小学校低学年の参加者さんも多くいらっしゃったので、ケガをしない事を一番に行いました。
参加者の皆さんの熱心さと保護者さんの目もあり、誰も怪我する事なく無事に終えることができました。
また彫り上がった作品も上手で、自分の希望した一文字が彫られた世界で一本のハンコをぜひ年賀状や書初めなど活躍させてあげて欲しいものです。

一生懸命にハンコを彫っている様子を見ていますと、参加されたお子さんたちの可能性を開く何か一助にこの体験が役立てれば嬉しいなと思いました。

 


今回の講師陣です。
皆、京都府印章業協同組合のメンバーです。

体験の前半は講師がまわって彫り方のアドバイスをします。


体験の前半は講師が回って彫り方のアドバイスをします


彫れたハンコの試し押しをしているところです。
どこまで彫れているか、どこが彫れていないかがわかります。


一旦彫り上がったものを試し押しをして、講師にアドバイスを受けているところです。
席に戻って、補刀します。
これを数回繰り返すとみるみる作品が良くなっていきます。

皆さん、だいぶと彫れてきています。
講師のところで試し押しをしてもらったり、順番をならんでいるところです。


今回の企画のチラシです。


最後に撮った記念写真です。
許可を取っていないので、ぼかしを入れていますが、皆さんとても良い笑顔でした。
この写真は午前の部で、午後の部と2部制でした。


午前の部と午後の部を合わせた本日分の印影です。
みな一生懸命に集中して彫ってくれました。
自分で彫った世界で1本のはんこです。
使ってもらえたら嬉しいです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

河政印房 店主 河合良彦