お守り
12月5日の月曜日、京都府印章業協同組合主催の組合員向けの研修会がありました。
内容は暴力団排除条例に関してです。
京都府ではこの条例は今年2011年4月1日に施行されていたとのことですが、全国全ての都道府県で施行されたのが10月1日です。
このところ島田紳助氏の芸能界引退や紅白出場歌手の選定など所謂黒い交際に関して芸能ニュースが持ちきりだったのは記憶に新しいところです。
さてそれがはんこ屋になんの関係があるかということなんですが、印章店では実印や銀行印、ゴム印だけでなく印刷物全般を扱っているところが多いです。
その印刷物には名刺や挨拶状などが含まれます。
そしてその名刺や印刷物に反社会的勢力の代紋や組織名が刷り込まれると具合が悪いのです。
下手すると売ったこちらが罰されてしまうとの噂もチラリホラリ聞こえてきます。
そのあたりの事もしっかり聞きたいと思い、出席してきました。
前置きが長くなりましたが、組合事務所で行われた研修会には27人が出席しました。
平日の18時からにも関わらず当組合の半数弱です。皆さんの関心の高さが伺いしれます。
講師は京都府警察本部 組織犯罪対策第一課からの現役の刑事さんに勤めて頂きました。
最初、会場に入って見た時はどっち側の人かわからないような風貌に思えましたが、話始めるとユーモアを交えて、とてもわかりやすく講演して下さいました。
最後の質疑応答でもとても丁寧に答えていらっしゃいました。
それで今回の研修会の要点を僕なりにまとめると、反社会的勢力に属する個人の人が個人的に使うものを受注するのは構わないのですが、組織として使うものや組織の名称や代紋の金箔が入った物を受注するのはNGということなのです。
そしてもし、反社会的勢力との間にトラブルが生じた際はすぐに京都府警の24時間対応のコールセンターに電話して下さい。とのことでした。
チキンな僕はさっそく携帯にその電話番号を登録したのは言うまでもありません。
そして最後にこんなものをもらいました。
僕の名前入りの受講修了書と桜の代紋入りのプレートです。
これをお店に貼っておくとお守り代わりになるよ。というものでした。
これらを使わないでいいのが一番良いのですが、効力に期待してお店のどこかに飾っておこうと思います。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
河政印房 店主
2011.12.11