別注の既製認印
字を読むと矛盾してますね。
出来合いやから、既製品。
誂えるから別注品。
でも意味的には合ってるんです。
なぜかと言うと、既製品の認印ってありますよね。こんなのです。
はんこ屋さんや文房具屋さん、100円ショップにもあります。
三文判とか出来合い認印とか言われています。
材料はカゼインプラスチックといって、牛乳のタンパク質から作られるもので、ラクトと呼ばれています。
このようなはんこは皆さんも一度はお使いになった事があると思います。
中には一日に数十回も押すという方もいらっしゃると思います。
さてここからなんですが、鈴木さんや佐藤さん、山本さんや田中さんなどこの認印タワーにあるお名前の方はよいのですが、自分の苗字が既製品に無い方もおられます。
例えば髙橋さん、高橋はあるのですが、この「はしごだかの髙」がなかったりします。
または、山﨑さん、山崎はあるのですが、「大ではなく、立の﨑」が既製品には無いことが多いのです。
別のパターンでは純粋に「鈴木田」さんとか「田中野」さんなど全国的に少ない苗字の為、既製品に入ってないものです。
すぐに認印が必要な時に認印タワーの中に自分の苗字が入ってないと焦っちゃいますよね。
そんな時に登場するのが、別注の既製認印なのです。
説明が長くなりましたが、別注既製認印とは言葉的には矛盾なのですが、意味的には合っているのです。
当店、河政印房では最短で15分でお作りいたします。ちょっと待っていて頂ければ、すぐに彫り上がります。
印材はアカネ(東南アジア産の灌木で、薩摩本柘には劣りますがラクトよりも丈夫。)で、印面のサイズは10㎜丸です。書体は古印体となります。
価格は1,000円です。
既製品に無い名前のはんこを探して、京都中を走り回るよりも電話一本おかけ下さい。
お客様が来店される頃にはお渡しできるようにしておきます。
また場所や時間次第ではありますが、配達もさせて頂きます。来店いただけない方はご相談下さい。
最後になりますが、既製認印やこの別注既製認印は銀行印や実印などの登録印にはお使いにならないで下さい。
既製認印という扱いですので、同じ印影の印章を販売することがあります。同じ印影のあるはんこを登録印として使うのは安全面でおすすめできないので、あくまで認印としてお使い下さいますようお願いします。
実印や銀行印には左の商品カテゴリでいうところの個人用実印や個人用銀行印からお求め下さい。こちらは機械彫り、手仕上げ、手彫りに関らず世界で1本のお誂えの印章になります。価格は1,500円(印材:薩摩本柘 印面サイズ:10.5ミリ丸 書体:6書体よりお選び頂けます)からございます。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
河政印房 店主
2011.10.24