平成28年度 京都印章技能士会研修作品 提出作品
私、河合良彦は家内の祥子と共に京都印章技能士会に所属しております。
京都印章技能士会とは何かと申しますと、読んで字の如しで、京都府下の印章職種の一級又は二級の技能検定試験を合格した技能士が入会する資格を持つ団体です。
技術の研鑽や情報交換、相互交流を目的として、ものづくりフェア(京都府のサイト)への参加や篆刻体験教室への講師派遣、ベテランから若手への技術の継承などの取り組みを行っております。
そんな京都印章技能士会なのですが、年に1回研修作品という名の宿題が出ます。
毎年お題があって作品を提出し、全員の分をまとめて色紙に捺したものを数ヶ月後にもらえます。
例えば平成27年度の研修作品の色紙は以下のものです。
「招福」がお題です。
みんなそれぞれ個性があって面白いですね。
河合良彦の作品は1番右上で河合祥子の作品は1番右下です。
さて、今年のお題は「鶏」です。
今年はちょっと奇をてらったものにしました。
遥か昔の銅を鋳造してハンコを作っていた頃の持ち手・つまみによく見られた鶏頭鈕(けいとうちゅう)をモチーフとしたワクに甲骨文?金文?で鶏と入れました。
子どもの書いた絵みたいですが、字典にちゃんと載ってるんです。
これやったら簡単やし。
とかではないので、念の為。
河合祥子の提出作品は今年はこちらです。
篆書体で書いた鶏の柔らかさも魅力ですが、優しく弧を描きほんのりと丸くなっている四角い枠とのバランスの良さがとても素晴らしいと思います。
身内びいきですが、たおやかさと力強さを併せ持つ良いはんこだなぁと感心します。
こんなはんこが欲しいと思って下さったなら、ご連絡お待ちしています。
最後までお読み下さりありがとうございました。
河政印房 店主
2017.02.17